レベル別に、基礎的な順から。雑な箇条書きですみません。
初心者
・沈しない:470はどんなに波があっても、30ノットオーバーでも、ちゃんと乗れば絶対に沈しません。470は、ちゃんとメンテナンスしてれば、素晴らしく安全な船です。海上でメインを下ろしてジブだけで帰る方法と、沈起こしの練習をしたら、強風でもとにかく乗りまくる事です。
・メイン・ジブのリーチテンション・ツイストをしっかりコントロール
中級
・キープフラット:初めは船がぴったり水平のまま、ちょっとも横揺れしないようにメントリしてください。そのうち、同じ水平の中でも、抜き過ぎと、ちょうどいいところがあるのに気付くはずです。きちんとハイクアウト・めいっぱいフルトラピーズに出た状態で、「あと1cmでもメインを引き込んだら、ヒールしてしまう」ところをキープするのが、ちょうどいいところです。
・ちゃんとデパワーする:初めは、ピンダウンとセンターボードが重要です。目安としてブーム先端が、船の中心線から30cm以上出るようなら、ピンが高すぎます。センターは、ヘルムが崩れない範囲で、まあ上げてみて下さい。スピードがあれば、あんなでかいセンタボードは不要です。
・セールの浅すぎ(プラーがゆるい、スプレッダーが後ろすぎ、ジブカーが後ろ過ぎ)、深すぎ(ジブカーが前過ぎ、カニンガムが引けてない)に注意
・スピードに乗った状態をキープする(このレベルなら、スピード感を覚えるために、ガストに入るときにティラーを引いて、ドライブモードで加速させてみても良いかも知れません。)
上級
・角度をとる。でも、「角度を取りたいけど、スピードがなければ角度は取れない」のは微風と変わりなし。そのため、超強風でも、微風と同じ繊細さで走らせる。例えば、小さくても叩かれそうな波が来たら、ほんのわずかにベアして、スピードが落ちない状態で波を越えて、すぐにまた角度をとります。強いガストが入る瞬間、見かけの風がリフトするので、メイントリムだけで対処するのではなく、メインを全部は出し切らずに、リーチにひっかける感じにして、ウェザーヘルムに合わせてティラーを押して、加速させながら角度も少し取ります。
・ピンチング・スピードモードの使い分け
・ガストに入る前/ラルに入った瞬間に、カニンガム(とバング)をコントロールして、ツイスト(セールの、どこから上を開かせて殺すのか)と浅さ(開かせた部分に、深さは不要)をコントロールします。センターボードも走りながら結構いじります。
・30ノットオーバー:シバーしてバサバサバサってなってるセールは、めちゃくちゃ抵抗が大きい。また、メインセールのリーチまで完全にシバーすると、ウェザーヘルムがなくなって、「上らせて逃げる」ことができなくなる。ガストでセールに裏風を入れても、最低限、リーチだけは風がはらんでいるようにする。 |